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2023-03-10

広報

2022年のLooker関連登壇記録

Google CloudJagu'e'rLookerコミュニティ登壇

2022年にLooker関連で発表したことまとめ

コミュニティでの登壇活動について

朝日放送グループホールディングスでは、登壇機会をいただける場合には積極的に登壇・発表の活動を行うようにしています。

目的としては

  • あまり知られていない弊社のIT関連業務の幅広さ・深さを認知して貰う

  • 交流の場を持つことで業種関係なく新しい知見を仕入れたり交換したり出来る

  • 単純にコミュニティが盛り上がり、使用している製品のユーザーが増えることでサービスの向上を期待できる

などなどです。

百聞は一見にしかず、というように(?)、コミュニティやカンファレンスにおいては聞く立場に終始するより喋る立場を経験するほうが良いように思います。 喋った方がその後の懇親会などで積極的に話しかけてもらえるので、自分から積極的に話しかけるのが苦手な人ほど自分から発表するのがオススメです。

というわけで、ちょっと今更感はありますが、2022年の登壇記録についても記事としてまとめていこうと思います。(昨年時点ではこのブログはなかったので)

Looker関連登壇記録

本記事ではLookerに関しての登壇記録についてまとめます。

Lookerに関しては何度か登壇させていただきました。internalな回にもお呼びいただいたりもしたので、3回か4回、お話しさせていただいたと思います。

ここでは内容がパブリックになっている、Google Cloud 公式ユーザー会であるJagu’e’rでの登壇内容をベースに登壇内容についてまとめます。

 

Lookerとは

そもそもの話ですが、ここまでLooker、Lookerと言っていますがそれって何やねん、と言うと、いわゆる「BIツール」です。

下記のリンクより公式サイトへ飛ぶことができるのですが、リンク先の通り、現在はGoogle Cloudに買収され、Google Cloud内のサービスとして提供されています。

Looker 公式サイト

 

弊社とLookerの関わり

そんなLookerについて、弊社は2020年初期に一度導入を検討しましたが、しかし弊社のその時点でのデータ基盤の構築進行度合いでは時期尚早と判断しました。

それが2022年になり、データ基盤が整ってきた段階で再度Google Cloud様とお話をし、PoCを経て導入が決定、初夏頃より構築・導入を進める、という運びになりました。

 

Looker導入の決め手

登壇の際にいつも触れているのですが、Looker導入の決め手となったのは下記3点です。

  • GitHub連携(コード管理)

  • 権限管理の強力さ

  • PoCでの現場ユーザの反応

looker_決めて

特に弊社の場合は少人数で運用可能で、属人化を防ぎつつ、グループ連携の観点での強固な権限管理が求められていたので、そのニーズには強くマッチしていました。

実際、このスライドにも書いていますが、PoCでの現場の反応もかなり良かったです。1時間程度のレクチャーで基本的な分析は行えていました。

 

Lookerと他のBIツール

そして、毎回言っているのですが、Lookerと他のBIツールは比較するのが非常に難しいと感じています。というのは、LookerはTableau等とそもそもの思想が根本的に違っていると感じるシーンが多いからです。

私が個人的に感じているところとしては、 Lookerは「探索が起点」 ということです。他のBIツールはダッシュボードを作り上げることがゴールのような印象を受けるのですが、Lookerは探索の先にダッシュボードがある、くらいの感じかなと思っています。

実際、ダッシュボードを作らなくても必要な分析が十分に出来るチームは多くあると思います。

looker_比較

いつも出しているスライドですが、こういう表で比較すること自体があまり意味が無い、ということです。(ここでドヤ顔を決められるかどうかが登壇の調子を左右する)

 

Lookerの勉強会について

Lookerの構築は我々朝日放送グループホールディングスで行っていますが、実際に使って貰うのはグループ各社の現場ユーザーです。

朝日放送グループには朝日放送テレビや朝日放送ラジオはもちろんですが、住宅展示場「ABCハウジング」等を手がけるエー・ビー・シー開発等様々なグループ会社があります。

looker_体制

これらのグループ会社の現場の皆様にLookerを使って貰うために、

  • Chatでのコミュニケーションラインの構築

  • 月1の勉強会

  • サンプルのダッシュボード提供

などを行っています。全部を我々でやってしまうのではなく、だんだんと現場の皆様で作業が出来るようになる状態を目指しており、Lookerを使えばそれが出来るようになるポテンシャルを感じています。

特に月1の勉強会はLookerはもちろんですが、各社とのコミュニケーションの機会ともなっており、今や欠かせない存在です。

 

Jagu’e’rのイベントレポート

といった内容についての登壇をJagu’e’rのほうでもまとめていただいています。

実際の温度感も伝わるようにまとめていただいているので、ぜひこちらの記事をご覧いただければと思います!

活動報告: データ利活用分科会 第7回イベントレポート

また、企業の皆様におかれましてはぜひGoogle CloudのコミュニティJagu’e’rへの参加を検討されてはいかがでしょうか。 単純に内容はとても楽しいですし、様々な分科会があるのでお気軽に興味のあるものへ参加してみると良いと思います。

まとめ

本記事では昨年のLookerについての登壇を振り返りました。

弊社としてはLookerの導入・構築が順調に進んでおり、あとはいかに使ってもらえるような工夫を取り入れていくか、というフェーズだと感じています。

「BI=Business Intelligence」ということに立ち返ると、BIツールというのは単なる可視化ツールではなく現場で意思決定に使用されて初めて意味のある物だと思います。

どのように工夫を取り入れたかについては本ブログ、あるいはまた今年も登壇機会をいただける限り様々な場で発表したいと考えております。またどこかで発表をしにいくことがあればこのブログで報告したいと思います!

(個人的には、美味しい食べ物のあるエリアを歓迎します 😋 )


この記事の著者

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伴 拓也

朝日放送グループホールディングス株式会社 DX・メディアデザイン局 デジタル・メディアチーム

アプリケーションからインフラ、ネットワーク、データエンジニアリングまで幅広い守備範囲が売り。最近はデータ基盤の構築まわりに力を入れて取り組む。 主な実績として、M-1グランプリ敗者復活戦投票システムのマルチクラウド化等。