[インターンシップとは全く感じなかった1か月]
自己紹介
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) 修士1年です.
大学院では, 「次世代コールセンターの構築」にむけた研究に取り組んでいます.
簡単に表すと, 熟練オペレーター (ベテランさん) が長期にわたって培ってきたノウハウを, 次世代への継承やAI導入に活用する研究です.
技術的な面では,
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SQL(データベース言語)やフロントエンド関連の言語を用いたwebサイト構築や,
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システムの構成設計に取り組んだ経験
があります.
インターン参加のきっかけ
面白いインターンシップに参加したいと考えており, googleの検索オプション機能で色々とフィルタリングした結果を探索していたところ, 見つけました.
(見つけたというよりも, “発掘した”という表現のほうが近いかもしれません笑)
とは言いつつも, やはり, 内容が私に合っていると感じたのが大きな理由です. 具体的には,
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データベースを扱える
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IT企業ではない会社で, ITに関連した業務が行える
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面白そう
この3点です.
“データサイエンス”や”分析”といった経験はあまり無いのですが,
今回のインターンシップで用いた言語 ( SQL・Python ) 自体は一通り学んでいたので, 特に不安などは感じなかったです.
インターンで取り組んだ内容
扱ったデータについて
取り扱ったデータは, 住宅事業を展開しているABCハウジングのデータです.
ABCハウジングは近畿圏と首都圏に併せて20会場の総合住宅展示場を展開しています.
そのなかから, 私は主に来場者の来場きっかけや, 基となる広告(webメールやダイレクトメールなど)に関するデータを取り扱いました.
取り組んだ内容について
私が行った内容は 「広告ターゲット層の分析と施策の考案」 です.
①:初回アンケートでの広告配信希望状況から優良顧客の見いだし.
②:2回目以降来場者のきっかけを探る.
③:成約率向上に向けた特定層への施策の考案.
上記3点を軸に分析を進めました.
4週間の期間とは言え, 技術研修やイベント・会議への参加など, 様々な制約もあったので実質的な作業期間としては10日間ぐらいだったかと思います.
↑色々と分析して, 可視化したデータ. (一部抜粋)
1週目
この週はまるまる研修です. 事務手続きや分析するにあたっての環境構築, 必要なツールの学習などを行いました.
途中, 局内見学ツアーもあり, スタジオやスタジオの裏側 (副調整室と言うそうですが) 見学といった, テレビ局ならではの内容でした!
2週目
社内の環境にも慣れてきたところで, ようやく作業開始です.
とは言え, いきなり分析には取り組めません. データの種類も豊富ですが, 1つのデータに格納されている情報量も膨大なので, テーマ設定から悩みました.
ある程度の方向性が決まってきたところで作業開始です. 実際にSQLを実行し, 必要となりそうなカラムのみに集約する作業を行いました.
3週目
2週目で集約したカラムを可視化する作業を行います. しかし, あまりに時間が無いと感じる… 2週目からは色々な会議に見学という形で参加したからです.
ペース配分なども考量して, 自分の仕事に取り組まなければならないということを実感しましたね.
慣れないツールを何とか使いこなし, 一通り必要な作業を終えることが出来ました.
4週目
最後の週です. 最終報告会に向けた資料作成を進めるとともに, 足りない分析作業も進めていきます.
私は, 可視化されたデータから考案した施策を思い付くのに, 追加の分析を行いました.
そして, 30名ぐらいの社員の方に可視化の結果と施策に関する最終報告を行い, 今, この TechBlogを書いています!
インターンの感想
とっても充実した1か月でした!
私自身, 放送業界に興味があったわけもなく, データ分析の経験もあまりありませんでした.
しかし, 生成AIの活用やnotionを用いた作業記録を活用することで, インターンシップへの不安を感じない1か月でした!
そして, 様々なモノの見方が変わったことや, 自分に足りないものを見つけ出すといった自己成長の面も感じられたのではないかなと思っています.
ランチも沢山連れて行って頂きました!美味しいお店ばっかりで最高です.
おわりに
私が理想としていたインターンシップに出逢えたこと, そして参加できたことが本当に良かったです.
その企業に入社したいためにインターンに参加する. 周りの友達が参加してるからインターンに参加する. 知ってる企業だからインターンに参加する.
インターンシップに参加する理由は人それぞれだと思います.
ですが, 私はそういった建前であったり, 周囲の環境に流されるのではなく, 自分自身がしっかりと向き合えるインターンシップ, ある程度はフラットな立場で参加できるインターンシップに参加することが, 自分にとって最良の企業を見つけられるのではないかなと考えています.
この会社は本当に良い会社でした. 多少の技術力は必要かもしれませんが, それぐらいであれば, あとは何とかなるでしょう.
本当にありがとうございました。
来年も行われると思うので, 気になっているならば, 是非!申し込むべきです!!!
(もしかしたら, 人気番組の収録が覗けるかも????)
(※編集部注: 2024年10月時点では2025年もインターンシップを実施することが確定しているわけではありませんが、実施が確定次第この Blog でもお知らせしますので興味のある方はぜひチェックしていただければと思います。)
\・・・私の写真展・・・/
↓ランチ