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2025-09-04

レポート

AWS 初学者におすすめ! AWS JumpStart 参加レポート

AWSイベント

まさにJumpStartできた2日間

先日、AWS初学者向けオンラインイベント AWS JumpStart に参加しました。

本記事では、この非常に充実した2日間のイベントで 何を学び、何を得られたのか を中心にご紹介します。

 

充実したプログラムで2日間あっという間だった

2日間のプログラムはこのようになっています。とても充実した内容でした。 image

1日目はハンズオン、2日目はアーキテクティング(どちらも グループワーク)が中心ですが、適宜、AWSの講師陣による講義やクイズが盛り込まれており、疑問点の解消、知識の定着に繋がりました。

グループワークでは、AWS初学者の3〜4人でグループを組み、ブレイクアウトルームで作業をします。

普段、私の部署では新人が1人ということもあり、インプットは個人で進めることが多いです。(もちろん先輩方は優しく的確に教えてくれます。)

そのため、同じぐらいの経験値の人と集まって学べた のは、とても新鮮に感じました。

 

ハンズオンで実践力が身についた

ハンズオンは、実際に画面を操作するドライバーと、指示を出すナビゲーターという役割を交代しながら進める、 モブプログラミング の形式で行われました。

個人で黙々と作業するよりも、 お互いに疑問点を相談しながら進める ことで、理解がより一層深まりました。

ハンズオンのテーマは、前半「Amazon EC2を利用した仮想サーバーの立ち上げ」、後半「可用性が高いTodo管理アプリのクラウド上での構築」の2つでした。

特に、後半の内容はとても実践的で、勉強になりました。 image

AWS Amplifyを使ってWebに公開したTodoアプリ

 

特に興味深かったのは、データベースに採用した Amazon Aurora の可用性を高める仕組みです。

Amazon Auroraは、複数のアベイラビリティゾーン(AZ)にまたがって、書き込みを担当する Writer インスタンスと、読み取りを担当する Reader インスタンスを配置することで、可用性を高めています。

ハンズオンでは意図的にWriterインスタンスを停止させ、自動で復旧するかを確かめました。この障害時にデータベースが自動で切り替わる仕組みを フェイルオーバー と呼びます。

Amazon CloudWatch を利用して、その様子を確認します。

一番左のグラフを見ると、Writer(オレンジの線)に障害が起きた直後、待機していたReader(緑の線)が即座に新しいWriterへ昇格していることがわかります。

メモリの健全性を表している真ん中と右のグラフには異常がありません。よって、今回のフェイルオーバーは外部的な要因(意図的に誰かが止めるなど)によって発生したことが、このグラフから読み取れます。

WriterとReaderを即座に入れ替えられるような仕組み(フェイルオーバー)があるため、 可用性の高い アプリが構築できると分かりました。 image

Amazon CloudWatchを使って状況を監視

 

ゼロからサービスについて考えるアーキテクティングの難しさと面白さを学んだ

グループワークで取り組んだアーキテクティングは、初めてで難しかったですが、とても良い経験になりました。

具体的な課題は伏せますが、あるサイトのシステムを考えるという課題に沿って、グループで一つのアーキテクチャ図を完成させるといった内容でした。

どのサービスをどう組み合わせるべきか、そして1日目のハンズオンで学んだ 可用性 をいかに担保するかを意識しました。

 

まずは、個人で案を作成します。この2日間で知ったサービスを色々と使いました。 image

 

その後、グループで話し合い、1つの図を完成させます。

「このサービスの方が低コストで済むかもしれない」や「このサービスはこの用途には使えないらしい」といった会話が飛び交い、良い空気感で取り組めました。

AWS以外の外部サービスとの連携をうまく設計できなかった点は心残りですが、機能を詰め込みすぎず、 分かりやすくシンプルな構成 にできたところは良かったと思います。 image

 

セクションの最後に、他のグループの発表を聞くことができたのですが、自分たちには無かった視点やアイデアがたくさんあって、勉強になりました。

 

手厚い講師陣のサポートで、安心して楽しく取り組めた

期間中、Discordが用意されており、気軽に質問できました。講師陣への質問チャンネルも用意されていましたが、 Amazon Bedrock によるAI質問対応チャンネルも用意されており、かなり高い精度で回答が返ってきました。

Zoomのブレイクアウトルームにスタッフが巡回してくれて、つまずいているポイントを解消していただいたり、とにかく手厚いサポート体制が整っていて、よかったです。

また、クイズやアーキテクティングのお題発表は、演出に エンタメ要素 があって、盛り上がっていました!楽しみながら学べるのが一番ですね。

 

まとめ

今回、AWS JumpStartに参加し、実際に手を動かすことで、AWSについての理解がより一層深まったと実感しています。

実践力 がつくハンズオン、サービスを ゼロから考える アーキテクティング、そして 多様な視点 から学べるグループワークと、とても充実したプログラムでした。

今回インプットした内容を、小さなことからでもアウトプットに繋げていきたいです。

とても楽しいイベントで、成長を実感できました!

 

このイベントは、10月にも開催されるようなので、ぜひ参加してみてください。

(2日間で、告知までできるほど 成長 しました!!)

 

 


この記事の著者

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富谷 竜一

朝日放送グループホールディングス株式会社 DX・メディアデザイン局 デジタル・メディアチーム 兼 サービス開発チーム

2025年新卒入社で、初期配属でDX・メディアデザイン局に配属される。 現在は、先輩方の手厚い指導を受けながらデータ基盤の品質担保について取り組み中。 すべての業務が新鮮な一年目。楽しみながらコツコツと頑張ります!