ABCABC Tech Catalog
夏の長期インターン参加学生募集中!詳細はこちら

GAS × Googleフォーム 回答をリアルタイムに可視化してみた

社内イベントをアンケートで盛り上げたい!

イベントのアンケート等でよく使われる Google フォーム

手軽で便利ですが、イベント後日になるとなかなか回答が集まらず催促に苦労することも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Googleフォームの回答をリアルタイムに可視化し、参加者にその場での回答を促しながら、イベントの演出としても活用する方法を考えてみました!

この記事では実際に社内イベントで実施したアンケートダッシュボードの概要とその効果を報告しています。

やりたいこと

今回の要件はこんなところです。

  • イベント会場にモニターを設置しアンケート回答を可視化
  • 新規回答があるとアニメーションで演出
  • アンケートが活用されていることをアピールし、参加者に回答を促す
  • 構築にあたってはセキュリティを重視しながらもコストは最小限

そこで採用したのが、

Google Apps Script(GAS)だけで作るアンケートダッシュボードです。

  • GAS上にデプロイするので追加サーバー不要
  • Google アカウント管理でアクセス制限も安心

イベント用にはちょうどいい構成になりました。

作成手順

1. Google フォームの準備

まずはGoogleフォームを作成します。

次に「回答」タブからスプレッドシートを新規作成してリンク。

これで、フォームの回答が自動的にスプレッドシートへ保存されます。

file1

2. Google Apps Script

先ほど作成されたスプレッドシートからGASを作成していきます。

「拡張機能」タブからApps ScriptをクリックすればOKです。

file2

今回作成したGASは以下の通りです。

  • Code.js
    • サーバーサイド
  • index.htm
    • メインHTML
  • style.html
    • スタイルシート
  • app.html
    • クライアントサイドJS

詳細なコード内容はここでは省略しますが、AIに頼めばよしなに作ってくれると思います!

3. ウェブアプリとしてデプロイ

GASのエディター画面の右上にある「デプロイ」から新デプロイを選択します。

デプロイタイプで「ウェブアプリ」を選択。

file3

実行ユーザーは自分に設定します。アクセスできるユーザーで「会社内の全員」を指定すると、メールアドレスのドメインに基づきアクセス制限が可能になります。

ここまで設定してデプロイをクリックするとダッシュボードのURLが作成されます。

file4

4.完成!

今回はABCの社内向けイベントであるDXフェスのためのダッシュボードを作成しました。

file5

表示項目は

  • 総回答数
  • 印象に残った展示・ブース
  • 回答者の属性
  • 最新のガラガラ抽選結果

の4項目。

回答者の心理的負担になるような現在の評価の項目はあえて表示しないようにしました。

回答率を高めるための施策

file6

file7

アンケートダッシュボードを作成したことによって、アンケートを活用しているよというアピールにはなるんですが、それだけだと回答率はなかなか伸びません。

思わず回答したくなるような仕組みはないかと、作ってみたのがこちらのガラガラ抽選機能です!

スプレッドシートに新たな回答が追加されると、会場出口に設置しているダッシュボード上にガラガラ抽選が表示されるようapp.htmlに記載しました。

会場出口のみでの表示とすることで、ユーザーに抽選結果を返す仕組みを考える必要もないですし、その場での回答を促すことも可能になり、回答率アップにつながりました。

実際に作成したダッシュボードと展示の様子

file8

file9

file10

当日はガラガラ抽選の結果に応じてお菓子やジュースを景品としてプレゼントしました。

少し残念だったのは同時に回答が入った時に、表示待ちが発生する点です。

ダッシュボードでのみの表示としている関係で仕方ない面もありますが、もう少し工夫できた点かと思います。

結果

ダッシュボードの効果もあってか、参加者のうち、約7割の人が会場内でアンケートに回答してくれました!

社内向けイベントとはいえ、フォームでのアンケートとしてはそれなりに高い回答率なのではないでしょうか。

「この場で回答していただくとお菓子当たるので!」と回答を促しやすかったのも回答率が上がった要因だと思っています。

まとめ

今回はGoogle Apps Scriptだけで実現できるアンケートダッシュボードをご紹介しました。

あまりお金や開発コストをかけず、アンケートの回答率を高めたい場合に有効な手段かと思います。参考になりましたら幸いです。

AUTHOR

橋本 隼佑

朝日放送テレビ株式会社 技術局 技術開発部

新卒入社から2年半マスターでTVの運用監視業務を担当。2024年11月にDX・メディアデザイン局 SDチームに配属され周囲のタイピング速度に圧倒され中…

WORK@ABC

技術力を培うための
環境と文化

ABCに昔から根付く「自分たちで開発する」文化を支える環境や取り組みをご紹介します
ABCについてもっと知る