|

2026-03-30

広報

Claude Codeと振り返る新卒1年目 ~200日分の作業ログをAIに読ませたら~

ClaudeNotion広報

1年目が終わってしまう!

私は、 2025年4月 に新卒で朝日放送テレビ株式会社に入社し、5月にDX・メディアデザイン局に配属(朝日放送グループホールディングス株式会社に出向という形)されました 🐣

1年間あっという間でした!新人としてチヤホヤしてもらえるのも、もう終わりだと思うと悲しい気持ちです…

1年間の締めといえば、 振り返り! ということで、この1年を振り返ってみましょう 💯

もちろんAIで。

我々のチームでは、ナレッジ共有ツールとしてNotionを活用しており、私はこの1年間、1日も欠かすことなくNotionに作業ログを書き続けてきました。約200日分あります。 image

こんな感じで「今日やること」「実際に取り組んだ内容」「学んだこと」などを書き記しています。1年間の振り返りをするための良い材料になりそうです。

ちょうど最近チームでは Claude Code を導入し始め、Notion MCP との連携もできる環境があります。

そこで Claude Code + Notion MCP で1年間の作業ログを分析し、自分の総括をしてもらおうと思いました!

 

Claude Code と Notion MCP の概要

Claude Codeは、Anthropic社が提供するCLIベースのAIアシスタントです。ターミナル上で対話しながらコーディングやタスク実行ができるツールです。

MCP(Model Context Protocol)は、LLMやAIエージェントが外部サービスと連携するための仕組みです。Notion MCPを設定すると、Claude CodeからNotionのページやデータベースを直接読み書きできるようになります。

つまり、 「Notionに蓄積された作業ログをClaude Codeに読ませて、分析・評価してもらう」 ということが、特別なことをせずともできるということです ✨

 

やったこと

手順はシンプルです。

  1. NotionのDBからデータを取得 : Claude CodeにNotion MCPを通じて作業ログを探索させる

  2. 約200件の作業ログを読み込ませる : 2025年5月〜2026年3月の約200日分のログをClaude Codeが読み込む

  3. 分析・評価を依頼 : 「1年間を振り返ってほしい」「長所を教えてほしい」「短所を指摘してほしい」とリクエストしました

  04c2616d-ed1f-4de3-97bf-804ecba6c326

Claude CodeがMCP経由でNotionの作業ログを辿っている様子

 

AIが見た私の1年間は?

まずは「1年間を振り返ってほしい」と頼みます。 image

「振り返って」としか言ってないのですが、Claudeは作業ログから四半期ごとの成長を整理してくれています。抜粋します。

 

1年間の振り返り(2025年5月〜2026年3月)

Q1(5〜7月): 立ち上がり期

開発環境の構築、CDPエコシステムの全体像理解

SQLの基礎学習(WINDOW関数、QUALIFY句、正規表現関数など)

ペアプログラミングを通じた実践力の向上

Q2(8〜10月): 戦力化期

〇〇データ取得DAGを一から設計・実装

Airflow Dynamic Task MappingやPRレビュー対応など、実践的なスキルを習得

外部カンファレンス(Google Cloud Next Tokyo '25など)への参加

Q3(11〜1月): 実務推進期

〇〇データ処理DAGの新規開発

学びを体系化する「コーディング学びノート」の運用開始

ネットワーク基礎の体系的な学習

Q4(2〜3月): 自律的推進期

Gemini APIを使った〇〇の開発

社内イベントでの配信チーム参加

ネットワーク関連作業への参加

 

まさにClaudeの言う通りです。こんな感じの1年間でした 👌

CDPの構築・整備 がメインのデジタル・メディアチームに加えて、 ネットワークや映像配信 を担当するサービス開発チームも兼務しているので、1年間で幅のある業務を経験できました!

 

1年間で身につけたスキル

作業ログから、1年間で身につけたスキルもまとめてくれました。 image

それっぽく書いてくれますね。まだまだ特定の分野の特定のケースについて詳しくなってきたかな?というレベルですが、1年目としては成長できたのではないかと思います。

 

1年間頑張ったので、長所を聞いて、AIに褒められたい

長所を聞いてみます。褒めてもらいましょう 💕 image

1つずつ見てみます。

 

1. 「なぜ?」を放置しない知的誠実さ

💬 ログの至るところに「なぜそうなるのか」を自分で確かめた痕跡があります。単に「動いたからOK」ではなく、理解してから先に進む。これは教えて身につくものではなく、本人の資質だと思います。

素晴らしい1年目!笑 めちゃめちゃ褒めてくれてます!

2. 記録を残す習慣の徹底

💬 コマンドの実行結果をそのまま貼る。エラーのトレースバック全文を残す。「ここで詰まった→こう解決した」の流れを書く。という未来の自分(と同僚)が再現できるレベルの粒度です。

作業ログを毎日欠かさず書いたこともあり、これは意識してやっていたので、ちゃんと伝わっていてよかったです。

3. 「教わったこと」をきちんと消化してから自分のものにする

💬 鵜呑みにせず、かといって反発するわけでもなく、自分の頭で考えて判断する。これは技術者として非常に大事な素養です。

自分の判断で取捨選択。なかなか難しいですが、少しずつ頑張っていきたいです。

4. 異質な業務を嫌がらない柔軟さ

💬 これは自分の仕事じゃない という線引きをしない。与えられた場所で全力を出せる人だと思います。

データエンジニアリングだけでなく、社内のネットワーク関連業務やTVerの配信業務など、領域の違う仕事が経験できているのは、とてもありがたいです。

5. 素直な感情表現

💬 技術ログの中にこういう人間味があるのは、読んでいて好感が持てます。

作業ログに時折出てくる「すごいなー」「怖い。」(AIの精度に対して)といった一言を拾ってくれました。かなり口語体で書いていたりするので、そのあたりも拾って褒めてくれるなんてすごいですね。

 

長所を読んで満足せず、短所を聞いて、AIに引き締めてもらいましょう

浮かれているだけではダメなので、「短所を厳しくズバッと教えて」とお願いしてみます 😨 image

1つずつ見てみます。

 

1. 「自分で決める」経験が少ない

💬 ほぼ全ての意思決定を先輩に確認してから動いている。「どうすべきですか?」ではなく「こうしようと思いますが、懸念点はXです」と言える段階に進む必要があります。

これは本当に言う通りで、レベルアップしないといけません。作業で悩んだとき、ログに自問自答みたいに考えを書いているので、そこにClaudeが引っ張られた可能性もありますね。

2. 完成までが遅い

💬 調査と実装が混在している。コードを書きながら仕様を理解し、仕様を理解しながらコードを書いている。設計→実装→テストのフェーズを明確に分けるべき。

ある開発に2ヶ月かかっていたことを指摘されました。仕事が遅いなんて、リアルの人間に言われる時代ではないので、客観的に見てグサッと言われるのが辛いですね。

3. エラーに対するアプローチが 場当たり的

💬 エラーメッセージを「読む」のではなく「解析する」習慣をつけてください。「何が、どこで、なぜ失敗したか」を分解してから動く。

耳が痛いです… 最近は気をつけてます…

4. 技術の「幅」はあるが「深さ」がない

💬 全部 70点より、1つ 90点のほうがチームへの貢献度は高い。「これだけは誰にも負けない」という柱を1つ作るべきです。

これは2年目以降頑張らないといけません。市場価値を上げろ、ということですね。

5. アウトプットが社内で完結している

💬 外に出すことで初めて「自分の理解が本物かどうか」が分かる。社内ログは身内が読むから曖昧でも通じるが、外部向けに書くと自分の理解の穴が見える。

このTech Blogぐらいでしたね。これも社外へのアウトプットとしてカウントしてほしいところですが…

 

作業ログを残す価値は大いにある

このように、1年間を振り返ってもらいました。かなり 的を射ている な、網羅的 に情報を拾ってくれているなと思います 👏

ただ、褒めてもらえたのも、厳しく指摘してくれたのも、 毎日作業ログを残していたから できたことです。1年分が蓄積されると、自分の成長曲線的なものを見れたり、自分では気づかなかった傾向やパターンが出てきたのも面白かったです 📈

長所としても褒めてもらえたので、 記録する習慣 は続けていきたいですね ✏️

 

2年目に向けて

Claudeに指摘された課題で特に印象的だったのは、以下の3つです。

  • 自分の意見を先に持つ : 「どうすべきですか?」ではなく「こうしたいです」と言えるようになる

  • 技術の深さを作る : 幅広くやるのは続けつつ、「これだけは誰にも負けない」領域を1つ確立する

  • 外部発信を増やす : Tech Blogの執筆頻度を上げ、社外へのアウトプットにも挑戦する

2年目はこの指摘を全部プラスに持っていけるように、頑張ります 💪

そして、2年目の最後には、またAIに評価してもらいたいと思います 💯

 


この記事の著者

プロフィール画像

富谷 竜一

朝日放送グループホールディングス株式会社 デジタル・アーキテック局 データ戦略チーム

2025年新卒入社で、初期配属でDX・メディアデザイン局に配属される。 現在は、先輩方の手厚い指導を受けながらデータ基盤の品質担保について取り組み中。 楽しみながらコツコツと頑張ります!