東京大学メタバースラウンジにて登壇しました!
こんにちは!
DX・メディアデザイン局の野﨑です!
2024年7月26日(金)に行われた「東京大学メタバースラウンジ 発展セミナー」にて、野﨑が登壇いたしました!
今回はその登壇レポートをお届けいたします!
イベント概要
メタバースの情報提供や取り組みに関する情報共有を行い、メタバースを積極的に活用した未来の社会の在り方について議論するための場として、東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターに設立されたメタバースラウンジですが、対面・オンライン含め多くの企業様や研究者の方々が参加いたしました!
メタバースラウンジについて詳細はこちら→https://vr.u-tokyo.ac.jp/metaverse-lounge/home/
発表内容について
「朝日放送グループのメタバース事例」 というタイトルで、朝日放送のグループ社が手がけたメタバースの事例、そしてなぜメタバース空間の制作ができたのか、について発表いたしました。
なぜABCでメタバース空間制作ができたのか?
「実はABCはメタバース空間の3DCG制作が得意です。」という一言から始めた今回の発表。
というのも、背景セットをCGで制作する番組をこれまで長らくやってきた実績があるから空間制作が得意なのです!
例えば先日放送されていた 「 甲子園への道 」 の背景にあったひまわり畑などは全てCGで制作されたものになります。
そのほかにも「 熱闘甲子園 」や「 朝だ!生です旅サラダ 」といった番組セットの一部でも3DCGが使用されています。
現実の番組セットと合成するために、造形物をリアルに作るためのノウハウや、処理を軽量化するために行うライトベイク・その応用など、メタバース制作に活かせるノウハウや実績があったため、メタバース空間制作もスムーズに取り掛かることができました!
また、テレビ番組の番組セットをデザインするデザイナーも在籍しているため、「オリジナルの空間を作りたい!」といった要望にも対応することが可能です!
そのほかにも現地へのロケや文化財の撮影など、これまでテレビ番組の制作実績があるからこそ、高品質な撮影をすることができました。
このように番組セット制作のノウハウとテレビ局の技術力が、メタバース空間制作に必要な技術とマッチしていたんですね!
事例紹介
続いて上記のメリットを活かして、ABCのグループ社が手がけたメタバースの空間制作事例を紹介しました。
今回紹介した事例が観光PRのための空間ということで、現地の建物をリアルに再現する必要がありました。ここでも番組セット制作のノウハウが活かされて、見た目が高品質ながらも軽量でリアルに再現された空間を制作しております!
その他にも登壇では、今回の事例の制作フローや基本的なモデリングについて、番組セット制作で培われたノウハウの一部をご紹介させていただきました。
このようにABCグループは放送事業だけでなく、放送外の案件も手がけていることを紹介させていただきました。
登壇してみて
登壇準備をする過程で、自社グループの取り組みや強みといったものを改めて認識することができました。これまで何気なくやってきた制作のノウハウも、実はすごいことだったという気づきもありました。
さらにそれを発信することで、自社の活動をアピールできるとともに、興味を持っていただいた企業様との意見交換で新たな気づきや学びを得ることができて、非常に貴重な経験をさせていただきました!
まとめ
本記事ではメタバース空間制作についての登壇を振り返りました。
Blenderなどの登場で近年誰でも気軽に3DCGが作れるようになってきましたが、私たちもプロの制作集団として日々精進していく所存です 💪
またメタバースについて様々な企業様と意見交換しているのですが、2020年ごろのコロナ禍を経て、その時期に比べるとメタバースへの向き合いかたや活用方法が変わってきたように感じています。
Apple Vision Proのような新しいデバイスの登場によりさらに向き合いかたが変わってくるのか、どのような使い方が適しているのか、などこれからも動向を調査していきたいと思います!